介護職の収入はどのくらいかというと、職種だけではなく、持っている資格やどのような施設で働くかなどによって異なります。
実際の手取り額となるともう少し低くなりますが、常勤の場合の月収を順番にまとめると以下のとおりです。
まず平均的な月収を職業別で比べると、介護職員は約31万円、看護職員は約37万円、生活相談員や支援相談員は約34万円、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・機能訓練指導員は約35万円、介護支援専門員は約35万円、事務職員は約31万円、調理員は約26万円、管理栄養士や栄養士は約31万円となります。
次に、施設の形態によってどのように変わるのかを比べると、施設全体の平均給与額は約31万円なのに対して、介護老人福祉施設は約35万円、介護老人保健施設は約33万円、介護療養型医療施設では約30万円、訪問介護事業所では約30万円、通所介護事業所では約28万円となります。
24時間ケアが必要な施設など夜勤のある施設は高く、デイサービスなどで夜勤のない施設は低めになっていることが分かります。
性別と年齢別で比べると、まず男性の場合は29歳以下で約30万円、30代で約35万円、40代で約36万円、50代で約34万円、60代以上で約29万円です。
続いて女性の場合は、29歳以下で約29万円、30代では約31万円、40代では約32万円、50代では約32万円、60代以上では約29万円となります。
男女ともに50代までは上がっていきますが、それ以降は下がる傾向があります。