介護職は収入が低いイメージがありがちですが、夜勤をするなら一概にそうとは言い切れません。
なぜなら夜勤には手当が付くため、働き方によっては10万近く収入が変わることもあるからです。

まず介護職の夜勤の仕事内容をみてみます。
日勤からの申し送りから仕事が始まります。
入居者の状態把握が終わったら夕食の介助から始まり、歯磨きやトイレ介助を行い就寝の準備に入ります。
就寝後は寝ている入居者の見回りを行いながら、対位交換やトイレの介助を行います。
起床時間にはベッドから起こしてトイレの介助、着替え、朝食の介助、そして朝の清潔の介助を行います。そして日勤のスタッフへ申し送りをして終わりになります。
入居者はみんな寝ているし夜勤の方が楽なのかと思いますが、夜勤の方がもちろんスタッフの人数は少ないですし、ひっきりなしにコールがなる日もあるでしょう。

夜勤手当は労働基準法で決められているわけではありません。
労働基準法で決められているのは深夜割増賃金と時間外割増賃金です。
深夜割増は22時以降の労働に対し、時間外は勤務時間8時間以上に対し、割増率25%以上の支払いを企業に定めるもので、さらに、それに企業の善意の手当が施設ごとによってプラスされます。
全部合わせたものが夜勤手当となり、平均すると4000円から8000円ほどとなります。

介護施設の種類によっても少し手当が違います。
老健は医療への依存度が高い入居者が多いため華、夜勤手当が比較的高く設定されていて、平均で8000円弱の手当がついています。
その次に高く設定されているのがグループホームです。
平均額は6000円弱でありますが、グループホームの場合は夜勤の有無で給料がだいぶ変わってくるので確認しましょう。